2005年12月26日
小林宏之の通信簿 2005
2005年シーズンの活躍を通信簿として振り返るこの企画『選手たちの通信簿』第13回は、小林宏之の通信簿です。
マリーンズを代表するイケメン右腕の宏之は、今シーズン俊介に次ぐ12勝を挙げ、チームの日本一に大きく貢献しました。
調子の悪い時期も有りながら、1年間ローテを守り続けたその働きは、非常に素晴らしかったと思います。
ではそんな宏之の今シーズンの成績を見てみましょう。
《2005年シーズン成績》
| 試合数 | 勝 利 | 敗 戦 | セーブ | 防御率 | 勝 率 | 投球回 | 打 者 |
| 23 | 12 | 6 | 0 | 3.30 | .667 | 160.2 | 666 |
| 被安打 | 被打率 | 奪三振 | 三振率 | 与四死 | 四死率 | 失 点 | 自責点 |
| 157 | 8.79 | 129 | 7.23 | 34 | 1.90 | 60 | 59 |
| 獲得タイトル | 交流戦MVP | ||||||
宏之の今シーズン初登板は開幕第3戦目となる3/28のバファローズ戦。
前の試合26得点を奪った打線は、勢いそのままに初回2点を先制します。
しかし、先発の宏之はピリッとせず、初回・2回と失点を重ね逆転を許してしまいます。
再度逆転したいマリーンズでしたが、バントミスなどで自滅…
宏之自身は、3回以降持ち前の投球を見せるものの、後続の投手が失点を重ねてしまいます。
結局打線は、2回以降立ち直ったパーラを打ち崩す事ができず敗戦。
初戦を白星で飾る事ができませんでした。
2度の先発は、4/3のホークス戦。
前回の悪い流れを引きずってしまったような立上がり。
初回4本の長短打で2点を失います。
しかし3回、打者一巡の猛攻で5点を奪い逆転。
2回以降立ち直った宏之は、その後ホークス打線を2安打に抑え込みます。
お互いに得点を取った回以外は、2安打。集中打でより多くの得点を重ねたマリーンズが勝つというなんとも奇妙な試合展開。しかし、これで宏之に今シーズン初の白星がつきました。
なんと先発の柱の中では、最も遅い初勝利だったんですね。
この後も安定した投球は続き、交流戦開始までで4勝2敗(防御率3.05)の成績。
しかし、今シーズン宏之が輝きだしたのはこの後の交流戦でしたね。
交流戦最初の登板は5/11のタイガース戦。
7回まで無失点。今日こそプロ入り初完封か?と思われた試合でしたが、8回に2本2ベースで失点。
無念…プロ入り初完封を逃します。
この後交流戦には6試合登板し、5勝0敗。
防御率は2.74という成績を残し、チームは初代交流戦王者に輝き、宏之は交流戦MVPに選ばれました。
既にこの時点9勝。今年はいくつまで勝ち星を伸ばしていくのかと期待に胸は膨らみました。
しかし、交流戦があけると、チームの勢いと共に宏之の投球内容にも陰りが見えます。
夏場のスタミナ不足が…
6/25は6失点、7/3は5失点、7/11も5失点と3試合連続で大量失点を許してしまいます。
10勝目を前に、大きな壁が立ちはだかります。
翌7/19のファイターズ戦、7回1/3を投げ1失点ながらも、味方の援護に恵まれず、この日も勝ち星を重ねる事ができません。
この後オールスター休みを挟んで、10日の休養。
この休養が宏之に力を甦らせました。
8/2のイーグルス戦、9回を投げきり6安打1失点の完投勝利。待望の10勝目を手に入れます。
その後は安定した投球を続け、8/26のバファローズ戦では、ついにプロ入り初完封勝利。
自己記録となる12勝目を挙げました。
9月は勝ち星に恵まれず、結局12勝でシーズンを終えます。
9/19の試合では、ホークスの城島に2発を浴び、3回5失点KOを食らいますが、ポストシーズンのホークス戦では8回3失点と、苦手意識を払拭することができました。
19日の試合で、チームが最高の勝ち方ができた事は、宏之にとって大きな事だったと思います。
日本シリーズでも第3戦に登板し、6回1失点。
完全アウェイの甲子園で、堂々としたピッチング。これも中継時代に経験したハートの強さが好結果につながったのだと思います。
こうして宏之の今シーズンは終了。
先日は第1回目の契約交渉に臨みました…が、1.5倍となる1億2000万円を保留。
この後の交渉はどうなるのでしょうか?
では、そんな宏之の通信簿投票結果を見てみましょう。
《通信簿投票結果》 ※評価基準はコチラ
| 評 価 | 5 | 4 | 3 | 2 | 1 | 結 果 |
| 投票数 | 138 | 86 | 1 | 1 | 2 | 4.57 |
| 割 合 | 60.5% | 37.7% | 0.4% | 0.4% | 0.9% |
約60%の方が「最高の活躍!!」の”5”に投票。あとは、「素晴らしい活躍!」の”4”に40%弱が集まり、”3”以下にはほとんど票が入りませんでした。
4.57という数字は、現在のところ俊介に次ぐ第2位です。
今年の宏之は、7月の1ヶ月が鬼門のように勝てませんでした。
やはり見ていて、球のキレやコントロールが悪くなっていましたね。
オールスター休みを得た事で、少し間隔を空けて登板できたことが、最後のひと踏ん張りにつながりました。
しかし、来年はこの辺りを克服するのが課題ですね。
また、点を取られる時には5点くらいを簡単にとられてしまう。
良い時と悪い時がはっきりしすぎてしまっています。
生命線である落ちる球のキレが悪いと、一気にいかれてしまいます。
そういった経験を踏まえて、ポストシーズンでは、落ちる球もフォークとスライダーで良い方を投げ分けるなど工夫が見られました。
この辺りから、来年は更なる飛躍が期待できますね。
嬉しい事に、宏之は我らのホームであるマリンスタジアムでは、無類の強さを誇ります。
今シーズンも13試合に登板し、8勝2敗。防御率も2.74と、通常よりも良い成績を残しています。
マリンで勝って、必ず『ファンのおかげだ』といってくれる宏之を、私は誇りに思います。
来年も頑張って、自身の年間勝利数を更新して欲しいです!!
小林宏之投手、1年間お疲れ様でした!!
現在、選手たちの通信簿第5弾投票を行なっています。
この数日の小坂騒動もあり、投票が伸び悩んでおります。
皆様ご協力をお願いいたします。
次回は、山北茂利の通信簿です。お楽しみに。
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