2006年01月19日
堀幸一の通信簿 2005
2005年シーズンの活躍を通信簿として振り返るこの企画『選手たちの通信簿』第22回は、堀幸一の通信簿です。
初芝、小宮山らと共にマリーンズを引張るベテラン。
寡黙な職人業は、ボビーに『アメリカに最も連れて帰りたい選手』と言わしめたほど。
西岡の台頭と共に、出番の減少も予測された2005年シーズン。
そんな幸一のシーズン成績をまず見てみましょう。
《2005年シーズン成績》
| 試合数 | 打席数 | 打 数 | 安 打 | 打 率 | 本塁打 | 打 点 | 盗 塁 |
| 104 | 421 | 380 | 116 | .305 | 7 | 46 | 2 |
| 四死球 | 三 振 | 三振率 | 出塁率 | 長打率 | 対右投 | 対左投 | 得点圏 |
| 33 | 75 | .197 | .357 | .403 | .314 | .291 | .308 |
| 獲得タイトル | なし | ||||||
《堀幸一月間成績:2005》
| 試 合 | 打席数 | 打 数 | 安 打 | 打 率 | 本塁打 | 打 点 | 盗 塁 | |
| 3・4月 | 15 | 63 | 57 | 20 | .351 | 0 | 6 | 0 |
| 5月 | 19 | 74 | 69 | 23 | .338 | 1 | 9 | 0 |
| 6月 | 18 | 76 | 65 | 20 | .308 | 0 | 6 | 0 |
| 7月 | 15 | 61 | 57 | 15 | .263 | 0 | 5 | 0 |
| 8月 | 19 | 80 | 73 | 25 | .342 | 3 | 12 | 2 |
| 9月 | 18 | 67 | 60 | 13 | .217 | 3 | 8 | 0 |
| 交流戦 | 29 | 116 | 102 | 33 | .324 | 1 | 10 | 0 |
開幕の二遊間は幸一・小坂の組合せ。
対戦相手が右の岩隈だったため、私は西岡・小坂の組合せかと思ったんですが、ボビーに裏をかかれました。やはり幸一の持つ経験というものは偉大なんだと実感しましたね。
その開幕戦、マリーンズの初安打は幸一初打席。結果は内野安打でしたが、良いスタートを切る事ができました。
しかし、今シーズン急成長の西岡の影で、シーズン開幕直後は小坂・西岡という二遊間の組合せが多く、幸一自身の出場試合数は2人の2/3程度。
3・4月の西岡の出場試合数は、25試合で103打席。小坂が27試合で90打席という数字を見れば、その様子は明らかです。
このまま、小坂・西岡がメインで、幸一はサブに回るのか?と思いきや、幸一は持ち前の右打ちと安定したバッティングで4月後半から徐々に出場試合数を増やします。
4/26のライオンズ戦で打率を.300に乗せると、シーズン終了時まで.300をキープ。
8/31の時点では、規定打席に満たなかったのですが.322という打率。
もしかしたら今江にかわって幸一が首位打者のタイトルを取ってしまうのではないかと期待しました。
しかし、9月の月間打率は.217と今季最悪。やはりシーズン終盤ということと、規定打席に達するために多くの試合に出場した疲れがでていましたね。
ボビーも規定打席に達すれば、幸一に首位打者のチャンスがあるという事を分かっての起用だったと思います。
最後の最後で規定打席にも到達し、最終打率.305はリーグ8位の成績。1996年シーズン以来、9シーズンぶりの.300をクリアしました。
月間打率の推移を見れば、その安定したバッティングは一目瞭然です。
POに入っても勝負強いバッティングは健在。
1stステージ初戦では、松坂から満塁HRを放ちました。←実際は風速11mの風に押し戻されたレフトフライでしたが、普通なら間違いなくスタンドイン!私の中ではHRの認識です(爆)
あれが幸一の今シーズンベストスイングだったと思います。
2ndステージでは、第5戦にヒットを放った後、腰を痛めて交代。
腰痛の癒えた幸一は、日本シリーズの大舞台、甲子園での第3戦と第4戦に出場します。
第4戦の5回に、ツーベースヒットを放つものの、足を痛めて途中交代。
リーグ優勝の時同様に、キャリア初の歓喜の瞬間をグラウンドで迎える事は叶いませんでした。
最後の最後で怪我に泣かされる形となった幸一。
では、そんな幸一の今シーズンの通信簿投票結果を見てみましょう。
《通信簿投票結果》 ※評価基準はコチラ
| 評 価 | 5 | 4 | 3 | 2 | 1 | 結 果 |
| 投票数 | 122 | 77 | 2 | 3 | 1 | 4.54 |
| 割 合 | 59.5% | 37.6% | 1.0% | 1.5% | 0.5% |
皆さんの投票は、60%弱の方が「最高の活躍!!」の”5”に集まり、残りは「素晴らしい活躍!」の”4”に集まりました。
目に見える数字も、9シーズンぶりに.300を越えるなど素晴らしかったのですが、私の中では今年の幸一は、本当にチームバッティングに徹していたなぁという印象。
どんな形でも良いから点に結びつけるという姿勢で打席に臨んでいたように感じます。
無死や1死で、ランナーがサードにいれば、右方向へのバッティング。簡単にファーストゴロでも1点。
きれいな形でなくとも得点を挙げる。
野球は得点を奪わなくては勝てないゲームですから、2番打者としての幸一のスタイルは、私はこれで良いと思います。
小宮山が敗戦処理としてマウンドに上がっても、黙々と投げる事で若い投手陣に背中で手本を示すように、幸一も常にチームバッティングを心掛ける事で、若い野手陣に背中で手本を示していると感じました。
2006年シーズンは小坂が移籍。
今シーズ以上に幸一に期待と負担がかかるのは明らかです。
まあ、幸一が今年のような形で試合に臨めるように、若手が伸びてくれれば良いのですが…
初芝のように一発の魅力が身上の選手ではなく、巧さが身上の選手ですから、あと2~3年は充分できると思いますが、今シーズン後半の疲労具合と怪我の様子を見る限り、上手く休みながらプレーできないと、怪我で長期離脱なんて事にもなりかねないかと思います。
チャンスで幸一の打順だと、『幸一なら何とかしてくれる!』と思うファンは少なくないと思います。
マリーンズ一のクラッチヒッターだと私は思っていますから、2006年シーズンも持ち前の勝負強さを見せて欲しいと思います!
堀幸一選手、2006年も頑張ってください!!
次回の選手たちの通信簿は、西岡の通信簿です。お楽しみに。
なお、本日より通信簿投票野手偏第4弾を開始致しました。
皆様ご協力の程、よろしくお願いいたします。
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昨年までの西岡の2番も攻撃的で捨てがたいのですが、幸一のチームバッティングに徹底している味のある2番が一番好きでした。
今年は小坂が抜けたので、西岡が1番・幸一が2番というパターンが多くなると思いますが、昨年同様に難しい2番という打順をまっとうして欲しいと思います。
守備はともかく、打撃に関しては落ち込むどころか、右打ちなどの技術が進化しているように思えるので、まだまだやれるはずです。
しろーさん、こんにちは。
きっと幸一の記事を書いたらしろーさんがコメントをしていただけるだろうと楽しみにしておりました。
2番打者として、なんでもできる幸一は本当心強いです。
特に今年は西岡がほとんど1番に座るでしょうから、西岡の足を生かすも殺すも幸一次第という場面も結構出てくるでしょうね。
まだまだ老け込む年ではないです。自己記録を更に伸ばすくらいの活躍を期待します(笑)