真のファンサービスとは?《前偏》 : 千葉ロッテ マリーンズを愛してやまない人たちに送る~clm-today.com

2008年ヤマチョウの新茶

2006年01月03日

真のファンサービスとは?《前偏》

年末かなり忙しく、なかなか時間がとれなかったために、当blogの更新も滞っていました。
やっと昨日溜まっていたこともやり終え、時間ができたので、年末に撮ったビデオを見ていました。
すると、先日小坂の件で球団に送ったメールにも書いたプロ野球ニュース(12月中旬放送)がそこには録画されていました。そこで私は、もう一度球団の考えるファンサービスとは何かを確かめたくて、そのビデオに目を通してみる事にしました。

そこにはこんなやり取りが。(出演は荒木事業部長、島村氏、関根氏、田尾氏、高木豊氏、デーブ氏。)
最初はなぜ荒木さんがマリーンズに来たかという経緯が話された後、

「背番号26は誰のアイデア?」
「ファンのアイデアです。ビッグフラッグをヒントにボビーが26番をファンに差し上げようという話になったんです。プラス一緒に戦うんだから、単純に永久欠番にするだけではなく、一緒にベンチに入ってもらおうじゃないかという事になったんです。これが一体感が生まれる大きな大きな要素になったんです。」
「そうかファンだったんだ最初。次に、球場の入口のステージ。これは誰がやろうということになったの?」
「昨年まで音楽はやっていたんですが、ステージはなかったんです。なんとか球場を盛り上げて、長い時間楽しんでもらうためにはどうするか?考えたんです。幕張という地区は遠いところにあるので、遠くから来るお客様が多いんです。せっかく2時間3時間かけてきてもらったお客様に、ゲームだけでなく楽しんでいただくために始めたんです。これはマリンスタジアムの協力を得て実現したんです。
「あれは僕たちが行っても楽しいよ。しばらく演奏を聴いたり、M☆splashのダンスを見たりするのは、グラウンドの中でバッティング練習を見るより面白いくらいだよ。次から次へとみんなからアイデアが出てくるみたいだね。」
「有難うございます。大変だったんですが、我々も一緒に楽しんでやっていました。」
「(スタジアムでやったイベント一覧ボードを見ながら)これがスタジアムの中でやったイベントだよね。これは全部荒木君が取り仕切っていたんだよね。」
「あ~、懐かしいですね。」
「キッズベースランニングは、子供たちがゲーム終わった後、ベースランニングをしているのはすごく楽しそうだったね。」
「360度ビアガーデン。これも凄かったんですよ。」
「これは何?」
「これはですね、平日だったんですが、6/28・29に掟破りのといいますか、スタジアム全席一律1500円で自由席にして、ビールも半額にして、ビアスタジアムとしてやりましょうという形でやったんですが、平日にもかかわらず実は朝からお客様に来ていただいて、ほぼ満員になりました。ビールも今シーズンかなり動員が多くて、1試合9000杯が最高だったんですが、2日間で70000杯出てしまいました。(スタジオ一同大爆笑)結局ビールが売切れてしまいました。」
「酔っ払ったお客さんが何か迷惑を掛けたとかはなかったの?」
「色々小さな問題は有りましたが…ただものすごく盛り上がって、大変な盛況でした。最後は5回くらいからビールの売り子さんがスタンドから消えてしまったんです。どうしたのか?と思ってコンコースに出てみると、コンコースで列ができてしまって、売り子さんがビールを取り替えて出てくるとスタンドに出てくる前につかまってしまって…スタンドからビールが買えないけどビアスタジアムじゃないのか(怒)と苦情が出てしまいました。結局ビールが全部売れてしまって、もっと出せと言われて仕方なくぬるいビールを出したら、ぬるいじゃないかと怒られてしまって、そこで打ち止めになってしまいました。」
「でもどのくらいを計算してしてこういう企画を立てたの?」
「今の言葉で言えば想定の範囲外のビールが出てしまったということですね。最高で9000杯でしたから…」
「すごいや。なんか発想が新鮮というか、みんなが思いつかないような事を、色んなアイデアを出し合って、フロントの人達が、楽天のフロントとだいぶ違いますね、こりゃあ。」
「いやいや、色々と環境が違いますから、ファンの特性も違いますから、それに有ったサービスをやっていかなくてはいけないと思います。今年は毎日が○○デーという事を宣言して今年はやったんですが、最後までやり遂げる事ができたのは、4/1の花見&花火ナイターがすべてだったんです。70年のプロ野球の歴史の中で、初めて花吹雪で中断をさせてしまったんです。チームにも迷惑を掛けてしまったことがあったんです。」
「メジャーとかではこのくらいでは中断しませんよ。ちょっと神経質すぎますよね。」
「この日は4/1ということで金曜日だったんです。初めてのナイトゲーム。3/26・27と開幕して楽天さんとの26-0という記録的な試合をした後の初めての試合で、初めてのナイターだったのでなんとか成功させないといけないとと思ったんです。しかしながら、4/1はちょうど花見の時期、金曜日、歓送迎会、セ・リーグの開幕ということで、どう考えてもむずかしいし、話題性がないということで、どうせなら外に花見に行くのではなく、スタジアムで花見をしてもらおうという発想でやったんですけれど、こういった形になってしまって…スタッフも中断させてしまったことでかなりヘコんでしまったんですが、それを救ったのが実は清水直行だったんです。
この日ものすごい良いピッチングをして勝ったんでが、清水は初戦負けていたんで、どうしても落とせないピッチングだったんです。集中して投げている5回に中断してしまったわけですが、試合が終わって記者から集中が途切れませんでしたか?という質問に、『今年は改革元年。チームは色々チャレンジをして変えていかなくてはいけないと思って、お客さんに喜んでもらわなくてはいけないと思って取組んでくれていますので、ここで僕が崩れたらフロントの努力が報われないから、次につながるように投げました』と言ってくれたんです。これで我々スタッフは間違っていないんだと確信できて、最後色々なサービスができました。」
「清水直はそのコメントだけで給料アップですね(笑)」
「本当素晴らしい。」
「立派だなと思うのは、ずっと見ていて選手が負担になっていないですよね。よくあるのは、選手を使うだけ使ってファンサービスをやろうとする球団があるんですが、ロッテの場合は選手を桜にすることはしませんよね。」
「ノリが良いの。だから選手がヒーローインタビューで、僕達あとで入口のステージで歌いますって言っちゃうんだから。」
「僕は実は、あれは歌って欲しくないんです。選手はあそこまで軽くなって欲しくはないんです。」
「僕は最後歌まで見ていたんですが、こんなのプロ野球40何年見ていて初めてで凄い楽しかったの。でね、皆楽しんでるの、お客さんが。だって4000人くらいいたよね?かえらないで。」
「そうですね。」
「あれはやっぱり、フロントの人も、広報の人も、梶原さんにしても威張らないんですよ。うちは負けてもやりますから使ってくれって。そうすると選手もそういうノリでやろうよってなるから、僕も西岡と一緒にトークショーをあの壇上でやったことがあるんです。試合が終わって。それくらい広報の人達とか、選手とのマスコミの間に入る人が重要なんです。
球団によっては威張っちゃって、負けたらインタビューを取らせないだの、ビジターはダメだの…お前金をもらって宣伝できんだよ!って。それをロッテはスタートからなかったんです。だからディレクターも頑張っちゃって。20秒だって言われてるのに50秒とって来ましたなってこともあって。皆頑張っちゃって。ロッテのためなら俺もインタビューをしたい!ってなったんです。ロッテ勝てロッテ勝てって時もあったんですよ。」
「12球団見ていて遊び心…ロッテと日本ハム。パ・リーグの方が柔軟性があると田尾さん感じない?」
「そりゃ感じますよ。ファンの人達を中心にいろんなことを考えるって事ですよね。」
「特にうちのモデルっていうのは、選手とチームとファンという関係ではなく、一つという考えなんですよね。お互いに刺激しあって、お互いに楽しんじゃおうという考えなんです。一言で言うと参加型ですよね。」
 
 
ちょっと長くなったので2回に分けて更新します。直行の一言、男気を感じますね!
エースとしていつも誰よりも責任感を持って試合に臨んでいる彼が目に浮かびますよね。
この後、ボビーの考える真のファンサービスの実態が明らかになります。後編をお楽しみに。

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