2006年02月20日
ヴァル・パスクチの通信簿 2005
2005年シーズンの活躍を通信簿として振り返るこの企画『選手たちの通信簿』第32回は、ヴァル・パスクチの通信簿です。
2005年シーズン、第4の助っ人として来日したヴァル。
198cmという長身に秘められたパワーには、期待が集まりました。
では、まずヴァルの2005年シーズン成績を見てみましょう。
《2005年シーズン成績》
| 試合数 | 打席数 | 打 数 | 安 打 | 打 率 | 本塁打 | 打 点 | 盗 塁 |
| 33 | 120 | 102 | 29 | .284 | 8 | 20 | 1 |
| 四死球 | 三 振 | 三振率 | 出塁率 | 長打率 | 対右投 | 対左投 | 得点圏 |
| 18 | 38 | .373 | .392 | 549 | .318 | .222 | .300 |
| 獲得タイトル | なし | ||||||
《ヴァル・パスクチ月間成績:2005》
| 試 合 | 打席数 | 打 数 | 安 打 | 打 率 | 本塁打 | 打 点 | 盗 塁 | |
| 3・4月 | 7 | 31 | 25 | 6 | .240 | 2 | 7 | 0 |
| 5月 | 0 | 0 | 0 | 0 | .000 | 0 | 0 | 0 |
| 6月 | 0 | 0 | 0 | 0 | .000 | 0 | 0 | 0 |
| 7月 | 6 | 15 | 15 | 2 | .133 | 0 | 0 | 0 |
| 8月 | 11 | 47 | 40 | 17 | .425 | 5 | 9 | 0 |
| 9月 | 9 | 27 | 22 | 4 | .182 | 1 | 4 | 1 |
| ファーム | 67 | 246 | 215 | 59 | .274 | 12 | 32 | 2 |
李を押しのけて、開幕1軍スタートを飾ったヴァル。
初戦は1安打で終わったものの、続く第2戦は5打数4安打、2HR7打点と大暴れ。
26点の大勝劇を演出します。
しかし、翌日以降5試合に出場し、16打数1安打と大ブレーキ。
4/3、ファームで5試合4HRと打撃の調子を上げた李と、入れ替わりで下に落とされてしまいます。
1軍復帰は7月。
ベニーが足を痛めたため、登録抹消。入れ替わりでの1軍登録となりました。
登録初日となった、7/10のゲームでは6打数0安打。
その後の試合でも良いところを見せることができず、6試合で15打数2安打の成績でまたしても2軍落ちとなってしまいました。
2度目の再登録は、8/9のハム戦。
しかもこの日、いきなりの4番に大抜擢。この日は、4打数3安打と素晴らしい結果を残しました。
翌日の試合にも、4番での起用。しかし、この日は前日のようにうまくはいかず、4打数0安打。
8/12の試合からは、8番での起用となりました。
しかし、この8番起用が功を奏したのか、初回の初打席でチームの勝利を決定付けるかのような豪快な3ランHR。この一打が、今シーズンのヴァルのベストスイングだったと思います。
そしてこの日の3回には、ガルシアのレフトへの大飛球を、長身を生かしてたスーパーキャッチも見せました!
この日から5試合で20打数12安打、5HRの9打点と大爆発!
チームも5連勝と、ベニーという柱を失ったチームを牽引しました。
下位の打順で、気楽に打てた事が良かったんでしょうね。
8月末には、ベニーの復帰と共に3度目のファーム落ち。
9月に再度1軍登録を果たすものの結果を残す事はできず、ポストシーズンの舞台に立つこともできませんでした。
では、そんなヴァルの通信簿投票結果を見てみましょう。
《通信簿投票結果》 ※評価基準はコチラ
| 評 価 | 5 | 4 | 3 | 2 | 1 | 結 果 |
| 投票数 | 2 | 25 | 91 | 74 | 7 | 2.70 |
| 割 合 | 1.0% | 12.6% | 45.7% | 37.2% | 3.5% |
皆さんの投票は、「よく頑張った」の”3”と、「ちょっと期待はずれ」の”2”に半数ずつくらいで分かれました。
まあ、昨年の補強の中では一番大きいと思われたのが、ヴァルの加入でしたからね。
そういった意味で考えると、ちょっと残念だった感じですね。
しかも、最近のマリーンズの外国人は、以前と違ってはずれの外国人はほとんどいませんでしたからね。
1年目という事も当然あったと思いますが、ストライクゾーンからボールゾーンへと落ちる球への対応が、ほとんどできていませんでしたね。
あとは、インコース。調子の良かった8月には、うまく腕をたたんで打てていたのですが、その時期以外はやはり長い腕が邪魔して、非常に窮屈に見えました。
この辺りへの対応が課題でしょう。
そして守備面での不安も・・・
基本的に下手ではないとは思いますが、点差が開いたゲームなどでは非常に注意力散漫な印象を受けました。
今季のマリーンズの外野陣での総失策数が12。
そのうちの4つがヴァルであるという事は、少し問題が有りますね。
まあ、悪い点ばかり今は挙げましたが、当然ヴァルの良さも有ります。
それは長打力。一見手打ちのように見えるバッティングですが、ミートした時の打球の鋭さには、目を見張るものが有ります。
この長打力は、数字にも裏打ちされています。
今季ヴァルの放ったHRは8本。
これを打数で割ってみると、1本のHRを打つのに要する打席は、12.8打席。
2005年シーズンのパ・リーグにおいて、1HRあたりの打席数が少なかった上位5人は、
第1位:松中(10.5打席)
第2位:ズレータ(10.7打席)
第3位:カブレラ(12.3打席)
第4位:李(13.6打席)
第5位:小笠原(13.9打席)
となっています。
こうしてみてみると、打席数こそ少ないものの、ヴァルの秘められた長打力の凄さが分かります。
今季は李が讀賣へ移籍したことも有り、HR数の減少が懸念されます。
まあ、マリーンズ自体は繋ぐ野球のチームですから、良いと言えば良いのかもしれませんが、拮抗している状態で一発が有るか無いかでは、相手ピッチャーにかけるプレッシャーが全然違いますからね。
ヴァルの素質が開花することが、連覇への鍵になる事でしょう。
ヴァル・パスクチ選手、2006年も頑張ってください!!
次回の選手たちの通信簿は、井上純の通信簿です。お楽しみに。
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パスクチは自分が期待している選手の一人です。去年は予想通り1年目ということでイマイチでしたね。でも外国人は2年目からだと思います。やはりあのパワーは捨てがたいですよね。自分が思うに。あと2年間プレーすれば合計65本位打てるんじゃないかと思っています。
Dさん、こんにちは。
1年目はしょうがないですよね。攻め方もまったく違いますから。
若いヴァルを連れてきたという事は、ボビーとして1年で結果を求めていない証拠だと思います。それなりの年齢のベニーやマティの次世代として、外国人も育てる気持ちが有るのではないかと思います。
李の移籍でふって湧いたようなチャンス。これをモノにできるよう頑張って欲しいものです。